2019-01-01から1年間の記事一覧

『図書館の魔女』勉強会 第一巻 1やまざとでのさいごのいちにち⑩

P14 L15 任(まか)された炭焼き窯(かま)の、最後に火を入れた一本に「窯止(かまど)め」を施(ほどこ)さねばならない。 「炭(すみ)」です。 「炭火(すみび)焼き」とか「備長炭(びんちょうたん)使用」とか、あるいはお部屋の消臭剤に「炭と 白…

『図書館の魔女』勉強会 第一巻 1やまざとでのさいごのいちにち⑨

P13 L13 桶の縁(ふち)から中心に向かって収斂(しゅうれん)していった。 「収斂」・・・(「斂(れん)」は縮(ちぢ)む意。)縮まること。 (『新明解国語辞典』(三省堂)) L14 書きあがった親書(しんしょ)をすでに封筒に入れ 「親書」・・・…

P13 L12 手桶をかまどのそばの壁際にそっと置いた。 「かまど」です。 私のイメージだとこんな感じなんですが・・・なんか違うな・・・。 もう少し探してみると・・・ こんな感じでしょうか? もうちょっと室内は薄暗いイメージがしていますが、皆さんは…

『図書館の魔女』勉強会 第一巻 1やまざとでのさいごのいちにち⑧−2

P13 L3 まだ、井戸です。 今は「トトロの井戸」で有名なったポンプ式の井戸ですね。若い年代の方は「井戸」っていうとこちらを連想されるかもしれないので、一応触れておきます。 「ポンプ」式の発祥は、古代エジプトで発明されたなどと諸説ありますが、…

『図書館の魔女』勉強会 第一巻 1やまざとでのさいごのいちにち⑧−2

「滑車(かっしゃ)です 。 古代エジプトのアレクサンドリアで活躍したのギリシア人工学者・数学者ヘロン(紀元10年ころ?〜70年ころ?)が著書の中で、最も基礎的な機械としてあげた5つの「単純機械」の中に「滑車」は入っているそうです。ちなみに、ほか…

『図書館の魔女』勉強会 第一巻 1やまざとでのさいごのいちにち⑧−1

P12 L3 樫(かし)の木陰に井戸があった。 樫は常緑で、葉につやがある温帯でも暖かい地方に多い樹木です。どんぐりのなる種類もあるし、炭焼きに使う種類もあります。豊かな森のイメージがありますよね。 さて、「井戸」です。 こんな感じでしょうか? P…

『図書館の魔女』勉強会 第一巻 1やまざとでのさいごのいちにち⑦

P13 L2 小屋を支える掘立柱(ほったてばしら)をくぐって 「掘立柱」です。 「ほりたて(堀立)の変化した語。地面を掘って、直接に柱の根を埋め、立てること。土台を設けないで、直接に地面を掘り、柱を立て、簡単な家を建てること。ほりこみだて。また…

『図書館の魔女』勉強会 第一巻 1やまざとでのさいごのいちにち⑤−2

P12 L10 「紙」つづき。 ウィキペディアの「紙」の項を見るだけでも嫌になってしまうくらい、紙に関しての書物もどれも長大で、完読できずにいます。その中でオススメを1冊。 『紙の歴史ー文明の礎の二千年』([知の再発見]双書129 著:ピエール−マル…

『図書館の魔女』勉強会 第一巻 1やまざとでのさいごのいちにち⑤

P12 L10 漉いた薄手のしなやかな紙に 「紙」です。 でも「紙」に関しては、日本十進法でも585番台が「パルプ・製紙工業」に当てられているくらいにたくさんの書籍がありますから、ここではちょっと視点を変えた本を紹介することにします。 『紙つなげ…

『図書館の魔女』勉強会 第一巻 1やまざとでのさいごのいちにち④

P12 L9 羽根のすり切れた鵞(が)ペンをふるわせながら 鵞ペン 鵞鳥(ガチョウ)の羽の軸の先をするどく削り、そこにインクを含ませて筆記用具として用いたもの。ペン先とペン軸とが一体となったようなもの。1870年ごろ鉄製のペンが発明されるまでは、ペ…

『図書館の魔女』勉強会 第一巻 1やまざとでのさいごのいちにち③

P12 L8 老人が蠟燭(ろうそく)の明かりの下で ということで『蝋燭」に引っかかってしまいました。 綿糸などをよりあわせたものを芯にして、芯の周囲に蝋やパラフィンを成型したもののこと。芯に火を灯して灯りなどにして用いる。(ウィキペディア「ろう…

P12 L6 裁付袴(たっつけばかま)の腰紐(こしひも)を絞りながら 「裁付袴」ですか。 「(「たちつけ」(裁着)の変化した語) 裾(すそ)を紐で膝の下にくくりつけ、下部が脚絆(きゃはん)仕立てになっている袴の一種。たっつけ。野袴。(日本国語大辞…

『図書館の魔女』勉強会 第一巻 1やまざとでのさいごのいちにち①

P12 L3 粟立ちを生じ 鳥肌がたつこと。寒い季節なんですね。 L5 床の草履(ぞうり)を足で探った。 草履?……イラストが挿入できず、半日過ぎてしまったので、とりあえずイラスト無しでいきます。 草履というのは、足を置く台に「鼻緒(はなお)」がつい…

『図書館の魔女』勉強会

高田大介先生の『図書館の魔女』(講談社 2013)のファンです。 続編の刊行を待つ間、「キリヒト並み」の知識を少しでも埋めようと、勉強することにしました。そして、世の「マツリカ様」方に、「そんなことも知らないのか!」と突っ込んでもらおうとブログ…