『図書館の魔女』の勉強会 第一巻 2しゅったつのときはちかづく①-2

P26L10 ほどなく膝まである黒いローブを胸元(むなもと)にかき合わせた背の高い四十(しじゅう)がらみの男が、脚絆(きゃはん)をつけた革(かわ)の長靴(ちょうか)で・・・

 「脚絆(きゃはん)」です。

              

旅行や作業などのとき、脛(すね)にまとい、ひもで結んで動きやすくする布。はばき。『日本国語大辞典

と、「脚絆」と聞くとこのイメージなのですが、「ローブ」に「長靴」という姿とは合いません。    

活動時に脛を保護し、障害物にからまったりしないようズボンの裾を押さえ、また長時間の歩行時には下肢を締めつけてうっ血を防ぎ脚の疲労を軽減する等の目的がある。日本では江戸時代から広く使用され、現在でも裾を引っ掛けることに起因する事故を防いだり、足首や足の甲への受傷を防ぐ目的で着用を義務付けている職場があり、作業服などを扱う店で販売されている。 Wikipedia「脚絆」                             

                          f:id:tsuki89ma7ki0:20200323134503j:plaincornischong at lb wikipedia

 Wikipediaの「脚絆」のページの写真です。アメリカの軍の 「レギンス型」脚絆という説明がついています。  こっちの方がイメージとしては近いですね。

はじめは「脚絆は英語でなんて言うんだろう」と思って調べると「Leg bond」と出るのです。で、その画像を検索してみるとなんだか全然違うものが出てきて・・・。最初からWikiを頼ればよかったです。「レギンス」あるいは「ゲートル」という方が近いと思われます。 足首を覆うものを「スパッツ」と呼ぶ・・・のかな?しかし、現在、日本ではある衣料品の名前として「レギンス」「スパッツ」が使われていて、それは本来の「脚絆」とは違うものを指しているので、ここは「脚絆」でいいのです。